日日是独身

30代ずぼら独女の、ゆるかったりしんどかったりする日常。

今月の1冊のブログ記事

今月の1冊(ムラゴンブログ全体)
  • 書き下ろし短編集「おひとりさま日和」

    2月の1冊。 書き下ろし短編集「おひとりさま日和」。 タイトルからして惹かれます(・∀・)✨ 6話ともおひとりさま女性が主人公。 以下ネタバレ含む感想です。 大崎梢「リクと暮らせば」 …レンタル番犬サービスって本当にあるのかなと調べちゃいました。 このお話におけるサービスは「レンタル」でも「犬をモ... 続きをみる

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  • 武良布枝「ゲゲゲの女房」

    年明けたと思ったら、 明日から2月ですってよΣ(´∀`;) 1月の1冊。 武良布枝「ゲゲゲの女房」。 なんだか新年にぴったり?な、おめでたい表紙です。 朝ドラは見てたんですけどね、 今更ながら読んでみようと… 以下微ネタバレなようなそうでもないような。 貧しい時は貧しい時で、 そして売れたら売れた... 続きをみる

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  • 宮部みゆき「昨日がなければ明日もない」

    遅ればせながら11月の1冊。 宮部みゆき「昨日がなければ明日もない」 杉村三郎シリーズ好き! 以下微ネタバレ含みます。 舞台はおなじみ杉村探偵事務所。 「絶対零度」…娘と急に会わせてもらえなくなった母親が調査を依頼 「華燭」…結婚式に付き添いで参加したら、同会場で2組同時に結婚式がドタキャン⁈ 「... 続きをみる

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  • 群ようこ「おたがいさま」

    10月の1冊。 れんげ荘シリーズ5作目。 群ようこ「おたがいさま」。 以下ネタバレも含みます。 主人公・キョウコの天敵(?)である母親が亡くなったり、 それに伴い義姉との関係がちょっとだけ重くなったり、 お騒がせなコナツさんが子連れのお相手となんだかんだうまくやっていたり、 「ぶっちゃん」の描写が... 続きをみる

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  • 東野圭吾「クスノキの番人」

    もう10月ですが9月の1冊。 東野圭吾「クスノキの番人」 ずっと気になっていましたが文庫化を待って購入(*^^)v 以下ネタバレ含みます。 まず、東野さん作品ですが殺人は起きません✋ 元職場への腹いせで窃盗未遂→逮捕された玲斗。 初めて会う叔母から、釈放の代わりに「クスノキの番人」を命じられます。... 続きをみる

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  • アミの会・編「おいしい旅 想い出編」

    久しぶりの読書記録。 8月の1冊。 「おいしい旅 想い出編」 タイトル通り、旅先の食べ物にまつわる短編集です。 収録内容は以下の通り。 柴田よしき「あの日の味は」 福田和代「幸福のレシピ」 矢崎存美「下戸の街・赤羽」 新津きよみ「ゲストハウス」 秋川滝美「からくり時計のある町で」 大崎梢「横浜アラ... 続きをみる

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  • はらだみずき「海が見える家 それから」

    5月後半がなかなか忙しく、気づけば月が変わっていました☂ 遅ればせながら5月の1冊。 はらだみずき「海が見える家 それから」 読書記録を見返したら、元祖の方は2019年に読んでいました。 色々な方の読書ブログを見ていたら、続編があることを知り(/・ω・)/ 今更ながら読んでみました! 以下ネタバレ... 続きをみる

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  • 宮部みゆき「ペテロの葬列」

    こんばんは。 いったん連休が途切れるので切ないですが、 2日間頑張ればまた3連休だから…(´;ω;`) 4月の読書。 宮部みゆき「ペテロの葬列」。 「誰か」「名もなき毒」と面白かったのでこちらも読んでみました! 以下ネタバレも含む感想です。 あらぁ… 可愛い家族だと思っていた杉村家が… でもたしか... 続きをみる

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  • 近藤史恵「私の本の空白は」

    遅ればせながら3月の1冊。 近藤史恵「わたしの本の空白は」 近藤さん作品は読みやすくてどんどん進みます。 以下ネタバレ含む感想です。 目が覚めると病院のベッドにいた「わたし」。 どうしてそこにいるのか、それどころか名前も年齢も覚えていない。 名札を見て名前が「南」だということがわかり、 夫だという... 続きをみる

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  • 大原扁理「20代で隠居」「いま、台湾で隠居してます」

    2月の1冊。+回想1冊。 微ネタバレあります。 大原扁理「いま、台湾で隠居してます」(右)。 読書記録を見たら、左の「20代で隠居」を読んだのは2017年… このブログも始める前ですが、 絶賛非常勤時代だったので「こういう生き方もアリだよね!!」と やけに感銘を受けたのを覚えています。 今のアパー... 続きをみる

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  • 長岡弘樹「教場」

    今年初めの1冊。 正月休みに実家のオトンが貸してくれました(笑)。 長岡弘樹「教場」 キムタク主演ドラマでもおなじみ(?)ですが、 たしか2夜連続×2とかでしたよね。 全部は見なかったので、印象的(衝撃的)だったシーンの前後がわかってよかったです。 そこだけ見たら被害者と思ってしまった生徒も、結構... 続きをみる

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  • 佐藤正午「身の上話」

    11月の1冊。 以前もこのブログで という本の感想を書きましたが… 宝くじ小説からの宝くじ妄想が好きな私です。 以下微ネタバレ含む感想です。 書店員のミチルは、ある日職場のお昼休みに歯医者と嘘をついて、出張から帰る交際相手(とはいっても妻帯者)・豊増さんの見送りに。 その途中お使いで宝くじを買い、... 続きをみる

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  • 近藤史恵「ホテル・ピーベリー」

    9月の1冊。 近藤史恵「ホテル・ピーベリー」。 以下ネタバレ含みます。 訳あって無職中の主人公・木崎。 友人の杉下に勧められた旅行先はハワイ島。 そして宿泊先は、「ホテル・ピーベリー」という 最長3か月の長期滞在ができるけれど、リピーターお断り…という不思議なホテル。 海外に長期滞在… 英語も飛行... 続きをみる

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  • 篠田節子「家鳴り」

    8月の1冊。 篠田節子「家鳴り」 心霊系ではない(心霊といえば心霊かな?というものがひとつ)ホラー短編集。 夏は怖いものが読みたくなりますよねえ。 以下ネタバレ含む感想です。 ・「幻の穀物危機」…近い将来本当にありそうで怖い。他人に半端に情けをかけたら家族が守れなくなるって、恐ろしい。 ・「やどか... 続きをみる

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  • 篠田節子「女たちのジハード」

    6~7月の1冊。 読むペース落ちてるなあ💦 篠田節子「女たちのジハード」 直木賞受賞して、ドラマにもなってるんですね(*^^*)! 以下ネタバレ含みます。 中堅保険会社に勤めるOLさんたちが主人公。 章ごとに中心になる人物は変わります。 マンション買っちゃう…ためにヤ〇ザと攻防しちゃう(!)「康... 続きをみる

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  • 宮部みゆき「長い長い殺人」

    5月の1冊。 宮部みゆき「長い長い殺人」 以下ネタバレ含みます。 保険金殺人?の疑いで話題の的となっている「塚田」さん「法子」さんカップル。 ワイドショーは彼らの話題で持ち切り、世間はもはや犯人扱い。 どう考えても怪しいのだけれど、アリバイもしっかりあり、捜査は難航… 刑事、被害者の親族、目撃者、... 続きをみる

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  • 東野圭吾「さまよう刃」

    4月の1冊。 後半は仕事関係の本を読まねばなので今のうちに… 東野圭吾「さまよう刃」 東野さん好きなんですが、シリーズものをうっかり途中から読んでしまう率が高くて(笑)ちょっと久しぶりです。 続きが気になってグイグイ読み進めたくなるんだけど、ちょいちょい休憩を入れないと精神的にしんどくなるような重... 続きをみる

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  • 宮部みゆき「火車」

    3月の1冊。 宮部みゆき「火車」 帯…20年間の1位ってすごくないですか(゚Д゚;) 以下ネタバレ含みます。 脚を怪我して休職中の刑事、「本間」さん。 彼のもとに遠縁の「和也」が訪ねて来て、行方不明になった婚約者「彰子」を探してほしいと依頼。 彼女の失踪の原因はおそらく、自己破産の過去があることを... 続きをみる

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  • 垣谷美雨「後悔病棟」

    2月の1冊。 垣谷美雨「後悔病棟」。 垣谷さん作品久しぶり。以下存分にネタバレ含みます! 「人の気持ちがわからない」と評判?の医師、ルミ子さん。 あるとき、なんと「胸に当てると患者の心の声が聞こえる」聴診器を拾います。 この聴診器、心の声だけではなく「もうひとつの人生」を見ることもできて… オムニ... 続きをみる

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  • J.K.ローリング 「ハリー・ポッターと賢者の石」

    こんにちは。 1月の1冊…というか2冊。 J.K.ローリング「ハリー・ポッターと賢者の石」。 ※松岡佑子・訳 画像左のノートは読書記録帳なんですが、雰囲気ぴったりじゃないですか、うへへ…(*^-^*) はい、なんで今更?って感じでしょうが(笑)、未読だったんです。 私の良くない癖、「流行りすぎると... 続きをみる

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  • 細谷正充・編「あなたに謎と幸福を」

    こんばんは。遅ればせながら10月の1冊。 細谷正充・編「あなたに謎と幸福を」 だいぶ前に紹介した、コレ↓の姉妹作ですね。 こちらはイヤミスではなく、「ハートフルミステリー傑作選」だそうです。 収録内容は以下の通り。 近藤史恵「割り切れないチョコレート」 加納朋子「鏡の家のアリス」 矢崎存美「次の日... 続きをみる

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  • 坂木司「ホテルジューシー」「シンデレラ・ティース」

    9月の1冊…に代えて。 坂木司「ホテルジューシー」・「シンデレラ・ティース」。 ホテル~のほうを以前読んで、姉妹作あるんだ今度読もう~と思ったきり忘れていて💦 シンデレラ~のほうをやっと最近読めました(^^)/ 以下微ネタバレ含みます。 大学2年生の浩美=「ヒロちゃん」、咲子=「サキちゃん」の2... 続きをみる

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  • 真梨幸子「お引っ越し」

    こんばんは。 気づけばだいぶお久しぶりですΣ(゚Д゚;) 8月の1冊。 真梨幸子「お引っ越し」。 はじめて読む作家さん。 なんか、お盆休みにゾクッと系が読みたいなと思いまして… 以下、微ネタバレ含みます。 「世にも奇妙な物語」の、「引っ越し」や「物件」限定版といった感じ。 前の住人が殺人犯だったと... 続きをみる

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  • 近藤史恵「みかんとひよどり」

    6月の1冊。 近藤史恵「みかんとひよどり」。 わーい、文庫になった♪ 近藤さん作品は、爽やかだけど説教臭くなくて(←言い方…)好きです(*^^*) 以下ネタバレ含みます。 ジビエを振る舞うフレンチレストランで働く、雇われシェフの「潮田」さん。 山で遭難しかけたときに、猟師の「大高」さんに助けられた... 続きをみる

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  • 角田光代「ひそやかな花園」

    退職前は、辞めたらいっぱい本読もうー♪ と思っていたものの、 広く浅く色んなことに興味が行ってしまって、 そこまで捗っていない…(苦笑)。 それでも夜ふかし読書は幸せです、 5月の1冊! 角田光代「ひそやかな花園」。 角田さん読むの久しぶり(*'▽') 以下ネタバレ含みます。 夏休み、毎年どこかの... 続きをみる

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  • 荻原浩「海馬の尻尾」

    4月の1冊。 荻原浩「海馬の尻尾」。 荻原さん作品は、「海の見える理髪店」「逢魔が時に会いましょう」…ときて3冊目。 以下ネタバレ含みます。 主人公は及川頼也、アル中のヤクザ。おまけに、反社会性パーソナリティ障害…いわゆるサイコパス。 酒でやらかしたり、ヤクザとはいえあまりにも「やりすぎ」な暴れ方... 続きをみる

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  • 山本文緒「自転しながら公転する」

    3月の1冊。 いつも文庫化待ちな私ですが、大好きな山本文緒さんの 久しぶり(7年ぶりだそうで)新作なので… 待ち切れず購入! 紙袋DEカバーも、単行本サイズを作成。 「自転しながら公転する」 以下ネタバレ含みます。 母親が体調を崩し(重い更年期障害)、地元に帰ってきた33歳の「都」。 ショッピング... 続きをみる

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  • 小川糸「ツバキ文具店」「キラキラ共和国」

    2月の1冊…に代えて。 続編読んだら元祖を読み直すあるある。 小川糸「ツバキ文具店」(左)、「キラキラ共和国」(右)。 微ネタバレ含みまーす。 祖母(先代)から受け継いだ文房具屋を営む鳩子。 「代書屋」でもあるので、様々な依頼が来ます。 ラブレター、離婚報告、絶縁状… その人が書きそうな手紙(文章... 続きをみる

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  • 京極夏彦「狂骨の夢」

    1月の1冊。 京極夏彦「狂骨の夢」。 元旦から、ダークなものを読み始めてやったぜぃ٩( ''ω'' )و 去年から挑戦している京極さんシリーズ、3冊目。 例によって分厚いです。 そして、1・2作目と比べても宗教やら心理学がより複雑に絡んできて、過去回想なんかを含めると登場人物もいちばん多い気が。 ... 続きをみる

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  • 蓮見圭一「水曜の朝、午前三時」

    こんにちは。 ちょっと早めに仕事納めとなりました(∩´∀`)∩ 12月の1冊。 蓮見圭一「水曜の朝、午前三時」 タイトルと表紙に惹かれて購入。 最近小説でもマンガ絵の表紙が多いですが、こういうの好みです! 勿論、イラストがぴったりなのもありますけどね。しゃばけシリーズとか… 好きな作家さんで探すと... 続きをみる

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  • 坂木司リクエスト「和菓子のアンソロジー」

    11月の1冊。 坂木司リクエスト「和菓子のアンソロジー」(右)。 以下、ネタバレは…含みませんね。(笑) 坂木司「空の春告鳥」 日明恩「トマどら」 牧野修「チチとクズの国」 近藤史恵「迷宮の松露」 柴田よしき「融雪」 木地雅映子「糖質な彼女」 小川一水「時じくの実の宮古へ」 恒川光太郎「古入道きた... 続きをみる

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  • 近藤史恵「岩窟姫」

    遅ればせながら、10月の1冊。 近藤史恵「岩窟姫」。 以下ネタバレ含みます。 人気タレント、「沙霧(さぎり)」が突然飛び降り自殺。 彼女のSNSには、同じ事務所のタレント「蓮美(れみ)」から いじめ、嫌がらせを受けていたと記されていたが 当の蓮美には覚えがなく、 むしろ友達だと思っていたのに… こ... 続きをみる

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  • 群ようこ「散歩するネコ」「福も来た」

    遅ればせながら、9月の1冊…に代えて。 「トリオリズム(叶恭子)」→「魍魎の匣(京極夏彦)」と読んで、ちょっとほんわかしたくなったので(笑)、9月は群ようこさん作品を多めに…。 れんげ荘シリーズ第四弾の「散歩するネコ」と、 「パンとスープと~」第二弾の「福も来た」。 散歩~のほうは、文庫になるのを... 続きをみる

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  • 叶恭子「トリオリズム」

    8月の1冊。 叶恭子「トリオリズム」。 阿佐ヶ谷姉妹からの叶姉妹!…というか恭子さん。 この表紙、一瞬丸出しに見える(笑)。 いいですよね叶姉妹。 いろいろ「ホントかよ!?」とも思うものの、 たとえ虚構であっても十分魅力的♡ 人を悪く言うわけじゃないし、 年末の「ガキ使」に出ちゃうお茶目さも好き。... 続きをみる

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  • 阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし

    7月の1冊。 「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」 阿佐ヶ谷姉妹が、二人交代で綴っていくエッセイ。 「書き下ろし恋愛小説」も収録(笑)! 以下ネタバレ含みます。 エリコさん(お姉さん)とミホさん。 阿佐ヶ谷の6畳一間で、おふたりは6年同居。 …成人女性が個室なしで長いこと一緒に暮らせるって、す... 続きをみる

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  • 京極夏彦「姑獲鳥の夏」

    6月の1冊。 同級生(日本文学科)にファンが多く、 妖怪モノだし、いつかは…と 思いながらも敬遠していた京極さん。 (分厚いのと、表紙が怖いので…笑) 初挑戦! 京極夏彦「姑獲鳥の夏」 以下ネタバレ含みます。 「20か月も妊娠したままの妊婦」と 「密室からいなくなった亭主」、 そして「オショボ憑き... 続きをみる

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  • 三浦綾子「氷点」

    今月の1冊…に代えて。 正月に実家の本棚から借りてきた、 三浦綾子「氷点」。 おかんが昔ハマっていたらしい。 わたしは、「あー、石原さとみがリメイクドラマ出てたな…」 くらいの印象しかなかったのですが。 正月休みが終わる頃に「氷点」、そしてGWが終わる頃に「続・氷点」を読みました。なんとも暗い休み... 続きをみる

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  • 荻原浩「海の見える理髪店」

    4月の1冊。 荻原浩「海の見える理髪店」 はじめて読む作家さん。 駅の本屋でおすすめされていて、 良さそう…と思っていたので この機会に。 以下ネタバレ含みます。 家族がテーマの短編集。 どれも素敵でしたが、わたしは特に 「空は今日もスカイ」「成人式」の 2つが好きですね。 「空は~」のほうは、小... 続きをみる

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  • 柚木麻子「BUTTER」

    とっても遅ればせながら、3月の1冊。 柚木麻子「BUTTER」。 男たちを手玉に取り、死に追いやった容疑で逮捕された「カジマナ」こと梶井真奈子。 週刊誌記者の里佳は、親友・伶子の助言のおかげで彼女と面会できることに。 独自取材を取り付けることに成功したものの、カジマナの言動によって里佳も伶子も振り... 続きをみる

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  • 原田マハ「キネマの神様」

    2月の1冊。 原田マハ「キネマの神様」 映画化され、私の敬愛する志村けんさんが主演だと知り… これは読んでおかねばと(笑)。 原作を先に知ると、映像化したときに 「ぴったり!」とか「イメージと違う」とか 何かしら思うものですが… 今回は「キャスティングのみ先に知る」という珍しい形で読み進めました(... 続きをみる

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  • 近藤史恵「はぶらし」

    1月の1冊。 近藤史恵「はぶらし」。 去年からお気に入りの、近藤史恵さん。 期待通りおもしろかった!…のですが、 今まで読んだ作品が爽やかめだったのもあり、 ちょっと意外でした。 いや、こういうのも大好物ですよ(笑)。 以下ネタバレ含みまーす! 36歳、脚本家の鈴音。 ひとり暮らしの彼女のもとに、... 続きをみる

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  • 三浦しをん「舟を編む」

    12月の…たぶん今年最後の1冊。 三浦しをん「舟を編む」 映画になった時に、面白そう…と思いながら忘れていたら いつの間にか文庫になっていたので購入♪ 期待を裏切らず、すごく読みごたえがありました! 言葉の奥深さだったり、会社の人間関係だったり… 色んな事にハッとさせられました。 ※以下ネタバレ含... 続きをみる

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  • 柚木麻子「奥様はクレイジーフルーツ」

    遅ればせながら、11月の1冊。 柚木麻子「奥様はクレイジーフルーツ」。 柚木さん作品は好きなのですが、 これは読むのに少し勇気が要りました(笑)。 タイトルといい、帯といい… 以下ネタバレ含みます。 結婚3年目の初美(30歳)。 ※小柄で巨乳。 編集者の夫・啓介は優しくて夫婦仲は良好。 しかし、「... 続きをみる

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  • 角田光代「平凡」

    10月の1冊。 角田光代「平凡」。 短編集。角田さんの短編集は、好きなものが多いです。 本作のほかにも、「太陽と毒ぐも」「彼女のこんだて帖」「さがしもの」などなど…。 「もしも、あのときこうしていたら」 「ああしていなかったら」 …と思っている人々が登場します。 全ての登場人物が強烈に後悔している... 続きをみる

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  • 垣谷美雨「うちの子が結婚しないので」

    9月の1冊。 垣谷美雨「うちの子が結婚しないので」。 書店で見つけて気になりつつ、 タイトルが重くて(笑)躊躇していましたが… 「いい感じで終わるはずだから大丈夫」という 情報をいただき…読んでみました♪ 以下ネタバレ含みます! 28歳独身の娘、友美の将来を心配し 「親婚活」に臨む、千賀子(チカち... 続きをみる

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  • 細谷正充・編「あなたの不幸は蜜の味」

    とんでもないタイトル(笑)。 「イヤミス傑作選」だそうです。 辻村深月「石蕗南地区の放火」 小池真理子「贅肉」 沼田まほかる「エトワール」 新津きよみ「実家」 乃南アサ「祝辞」 宮部みゆき「おたすけぶち」 お盆休みに夢中で読みました。 どれも「ひいいいい|д゚)」ってなるけれど、 うん、読み応え満... 続きをみる

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  • 畠中恵「しゃばけ」

    7月の1冊…というか2冊。 畠中恵「しゃばけ」「ぬしさまへ」。 なんか妖怪モノが読みたいな~と思いまして。 表紙イラストがほんわかしてて良い♡ わたしは普段、時代小説はちょっと苦手です。 「なんて読むんだ?」「今でいう何県だ?」とかわからないことが多くて気になって調べて、そのうちに本筋を忘れ… 早... 続きをみる

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  • ジェーン・スー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」

    6月の1冊。 たまには小説以外を。 ジェーン・スー「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」。 なんという破壊力のタイトル(笑)。 以下ネタバレありです。 女性が年齢を重ねるにつれての考え方… と言いましょうか。 なかでも「三十路の心得十箇条」というのが すごく刺さったので、いくつかご紹介。 ・最初の... 続きをみる

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  • 近藤史恵「スーツケースの半分は」

    4月の1冊。 近藤史恵「スーツケースの半分は」 はじめて読む作家さん。 すごーく好きなタイプの小説でした! 爽やかで前向きなんだけれど、 説教臭くないというか。 以下ネタバレ含みます。 「青いスーツケース」を手にした人々の物語。 全9話で、いろいろな旅模様が描かれます。 フリマでスーツケースを買っ... 続きをみる

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  • 安藤祐介「宝くじが当たったら」

    3月の1冊。 安藤祐介「宝くじが当たったら」 初めて読む作家さん。 あ、タイトル的にあれですが ハウツー本ではなく小説です。 以下微ネタバレ含みます。 食品会社に勤め、平凡に質素に暮らしている 主人公・32歳。 宝くじが、なんと1等2億円当選。 自身の不注意や身内の軽口から 当選が広まってしまい、... 続きをみる

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  • 柚木麻子「伊藤くんAtoE」

    2月の1冊。 柚木麻子「伊藤くんAtoE」。 柚木さんの本は「嘆きの美女」「あまからカルテット」「本屋さんのダイアナ」ときて4冊目♪うん、好きだなあ。 アラサーのボンボン、「伊藤くん」と、 彼に振り回される5人の女性の物語。 以下、微ネタバレですのでご注意を。 シナリオライターを目指すと言いながら... 続きをみる

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  • 湊かなえ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」

    1月に読んだ本のなかで、とくに印象に残った1冊。 湊かなえ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」 短編集です。 どの話もいわゆる「イヤミス」で、 わかりやすいハッピーエンドは皆無(笑)。 ※受け取り方によっては…というものはアリ。 でも湊さんの小説は、話が重くても 文体があっさりめなので、読みやすい... 続きをみる

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