日日是独身

30代ずぼら独女の、ゆるかったりしんどかったりする日常。

群ようこ「散歩するネコ」「福も来た」

遅ればせながら、9月の1冊…に代えて。


「トリオリズム(叶恭子)」→「魍魎の匣(京極夏彦)」と読んで、ちょっとほんわかしたくなったので(笑)、9月は群ようこさん作品を多めに…。

れんげ荘シリーズ第四弾の「散歩するネコ」と、
「パンとスープと~」第二弾の「福も来た」


散歩~のほうは、文庫になるのを心待ちにしてました(∩´∀`)∩♪


以下、ネタバレも含む感想。


「散歩~」のほうは、第四弾ということもあって
月日の流れを痛感…。読者なのに(笑)。


「れんげ荘」では小学生だった
姪っ子のレイナちゃん(ええ子)が
「もうすぐ大学生」になっていたり、


役所のタナカイチロウさんが異動になったり、
(地味に寂しい。)
「旅人」コナツさんが三十路を過ぎて自立すべく悩んだり。
(最後はあちゃー…って感じでしたが💦)


あと、作中に出てきた「読書日記」が良いなと思いました♪
わたしも記録はつけるし、こうやって感想も書くけど…
すべての本ではないし、読了日は書くけど読み始めは書いてこなかったし。
来年から読み始めもメモ&ひとこと感想くらいは書こうかな。



「福も来た」のほうは…
ペットロスの場面は切ないけれど、
やっぱりお店の雰囲気や周囲の人々の
関係性がステキで和みます。


わたしは従業員の「しまちゃん」と
喫茶店のママが特に好き♪
こっちはまだまだ続きがあるから、
しばらくお楽しみにできそうです。


群さん作品は、すっと読める&読んで和むのが
いいですよね。
「びんぼう草」「おやじ丼」なんかも
ゆるくて好きです。