日日是独身

30代ずぼら独女の、ゆるかったりしんどかったりする日常。

真梨幸子「お引っ越し」

こんばんは。
気づけばだいぶお久しぶりですΣ(゚Д゚;)


8月の1冊。

真梨幸子「お引っ越し」


はじめて読む作家さん。
なんか、お盆休みにゾクッと系が読みたいなと思いまして…


以下、微ネタバレ含みます。



「世にも奇妙な物語」の、「引っ越し」や「物件」限定版といった感じ。


前の住人が殺人犯だったと知り引っ越し先を探す女性が、「良いかも」と思った物件でふと気になった非常扉を開けると…とか、


とある運送会社(引っ越し業務あり)に転職した女性が、机の引き出しに前任者の手紙を見つけ…とか、


ふとした気づきが、どんどん怖い展開になっていく短編集(地味ーに繋がってますが)。


ひぃぃぃ!っていうよりも、「ああ、そっちに行っちゃうのね…」ってジワジワ悲しくなる感じの「怖さ」でした。
「ゾクッ」でいうと、個人的には3話目の「机」がいちばんだったかな。



ところで、ひとり暮らしが長くなるにつれ、
心霊系より事件・事故系が怖くなりました。


前者は、わたしは怪しいところ行かないし、呪われるようなことしないし…と思うと怖さを切り離せるんだけど、後者は防ぎようがないですもんね✋


ちなみに、わたしがひとり暮らししていていちばん怖かったのは…


5年以上前かな?風呂上がりに超無防備な状態でいたとき、急に何者かが玄関ドアに鍵を挿してガチャガチャしてきたことです。


部屋間違いか?押し込み強盗か!?とパニックになり、
「ここ101(仮)ですよ!」と部屋番を叫んだら「えっ、あっ、やば…」みたいな感じで相手が気付きまして。


結果、管理会社の人が隣の空き部屋と間違えて開けようとしちゃった、ってオチでした。
めっちゃ謝られたから怒れなかったけど…あれは怖かった( ;∀;)


※引っ越し前の話です。