７月の１冊。
「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」

阿佐ヶ谷姉妹が、二人交代で綴っていくエッセイ。
「書き下ろし恋愛小説」も収録(笑)！
以下ネタバレ含みます。

エリコさん(お姉さん)とミホさん。
阿佐ヶ谷の６畳一間で、おふたりは６年同居。
…成人女性が個室なしで長いこと一緒に暮らせるって、すごい。
仲のいい友人でも、家族でも正直しんどいと思っちゃいます。

しかし、もちろん何も不満がないわけではなく、
互いの些細な言動に、ちょっとイラッとしたりモヤっとしたりしているご様子。

ミホさんが「エリコ過多」だと感じてひとりの時間を求めたり、
エリコさんがミホさんに寝場所を侵略されたり…

そのへんを隠さないけど、暗い悪口合戦にはならないのが
おふたりの魅力なんでしょうね。
「笑える愚痴で済ます」塩梅といいますか。

一人暮らしが長い身としては、後半の
お部屋探し＆引っ越しエピソードも面白かったです。
どこにこだわるかって、ホントにそれぞれなんですよね。
結局お隣にいて、行き来し合ってるのが微笑ましい(*´ω｀)

…余談ですが、「姉妹　エッセイ」から派生したのか、
叶姉妹(おもに恭子さん)の著書がアマゾンや楽天の「おすすめ」に
出てくるようになってちょっと面白いです。
「トリオリズム」を中古でポチってしまいました(笑)。