日日是独身

30代ずぼら独女の、ゆるかったりしんどかったりする日常。

佐藤正午「身の上話」

11月の1冊。

以前もこのブログで

という本の感想を書きましたが…
宝くじ小説からの宝くじ妄想が好きな私です。


以下微ネタバレ含む感想です。


書店員のミチルは、ある日職場のお昼休みに歯医者と嘘をついて、出張から帰る交際相手(とはいっても妻帯者)・豊増さんの見送りに。
その途中お使いで宝くじを買い、なんとそのまま豊増さんについて東京へ行ってしまいます。
そして東京でお金に困った頃、宝くじのうち1枚が高額当選しているとわかり…




うーーーん…
宝くじで人生狂ったというより、それ以前にだいぶ来ていたような(笑)


でも、「なんかもうこのままどっか行っちゃおうかな…」と思ってしまう時はきっと誰にでもあって、
そのタイミングで宝くじが当たったら逃避モードに入っちゃうのはわかるかも。


前述した「宝くじが当たったら」のほうが狂い方もほのぼのですね。
こっちは(ミステリー小説なので当たり前ですが)ひたすら物騒…(苦笑)


合間にちょこちょこ「その日から読む本」(※例の、高額当選者がもらえるという冊子)の内容が出てきて面白かったです。
リアルにその気になれちゃって楽しい(笑)


ちなみに今の「自分だったら妄想」は(コロコロ変わります。笑)
2~3か月に一回国内旅行するくらいにして、あとはおもに家でのんびり気ままに過ごしたいな…
ブランドものとか車とか高級食材とか興味ないから億単位ならこれで一生持つ気がします。


でも無職じゃ怪しまれるし自分も浮世離れしそうだから、
パートで週2くらい働くか「フリーライター」と称して内職するか。
前者だと「生活どうしてるの」って聞かれるから後者かな。


…と、読書中~読了後はこんな感じで妄想をして楽しみました(゚∀゚)
しかしまあ現実はTHE・庶民なのでご褒美はこんなもんです。

先日ファミマで見つけ、買ってしまいました。
おいしかった♡