８月の１冊。

叶恭子「トリオリズム」。

阿佐ヶ谷姉妹からの叶姉妹！…というか恭子さん。
この表紙、一瞬丸出しに見える(笑)。

いいですよね叶姉妹。
いろいろ「ホントかよ！？」とも思うものの、
たとえ虚構であっても十分魅力的♡
人を悪く言うわけじゃないし、
年末の「ガキ使」に出ちゃうお茶目さも好き。

さてさて、内容はというと…
※以下ネタバレ含みます。

ご行為のことを「メイクラヴ」と言ったり
全裸に毛皮をまとい、仮面舞踏会に行ったり…

流石すぎて面白いです。

いちばん印象的だったのは、次のエピソード。

「その彼とは、まだ十分な恋人同士とは言えず～中略～実は彼のルックスはあまり良いとは思えなかったから、先には進まなかったのです」
…と、こんなお相手が、クリスマスにマネー・トゥリー、すなわちリアル「金のなる木」を恭子さんにプレゼント。すると…
「マネー・トゥリーとわかった瞬間、その男性に対する愛が一瞬にして生まれてしまった。彼が愛しくなってしまった。そしてキスしてしまったのです。」
「わたくしは、お金の分量が多いとLOVEに変わってしまうケースがあります。」
…お姉さま、アッパレ！
ここまでいくと清々しいですね。

自分の打算的な部分も隠さず認め、
なおかつそれが悪いなんて思っちゃいない。
ステキだと思います。
こうなるのは無理だし別に望まないけど(笑)、カッコイイなあ。

女性に支持者が多いのも納得。