畠中恵「しゃばけ」
7月の1冊…というか2冊。
畠中恵「しゃばけ」「ぬしさまへ」。
なんか妖怪モノが読みたいな~と思いまして。
表紙イラストがほんわかしてて良い♡
わたしは普段、時代小説はちょっと苦手です。
「なんて読むんだ?」「今でいう何県だ?」とかわからないことが多くて気になって調べて、そのうちに本筋を忘れ…
早い話が、アホ故に時間がかかるのです(苦笑)。
しかし、これはサクサク読めました!
文体が小難しくなくサラッとしているし、
読み方に迷う人名なんかにはしっかりふりがながあるし、
なにより面白い♪
以下ネタバレ含みます。
病弱で寝込みがちな廻船問屋の若旦那「一太郎」。
彼に仕える手代、「佐助」と「仁吉」の二人は実は妖(あやかし)。
妖を「あやかし」って読むのってなんか小粋で素敵(゚∀゚)
そして、まわりにもなんともナチュラルに妖たちがいる…。
色んな事件に巻き込まれていくのですが、
妖たちの力を借りて解決に導かれていきます。
たくさんの妖、とくに「鳴家(やなり)」の描写が可愛い!
わたしも膝に乗られたい!布団のまわり走り回られたい!(笑)
妖怪以外の主要キャラもみんな魅力的です。
境遇に甘えずにできることをしようとしている一太郎も良いですが、
わたしは特に一太郎の兄「松之介」と、
幼馴染の菓子屋「栄吉」が好き。
まだまだ続きがあるシリーズのようなので、
次何読もうかな~って迷ったときにはどんどん読み進めていきたいなあと思いました。
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