日日是独身

30代ずぼら独女の、ゆるかったりしんどかったりする日常。

群ようこ「おたがいさま」

10月の1冊。

れんげ荘シリーズ5作目。
群ようこ「おたがいさま」


以下ネタバレも含みます。


主人公・キョウコの天敵(?)である母親が亡くなったり、
それに伴い義姉との関係がちょっとだけ重くなったり、
お騒がせなコナツさんが子連れのお相手となんだかんだうまくやっていたり、
「ぶっちゃん」の描写が相変わらずめちゃくちゃ可愛らしかったり…


と色々ありながらもやっぱり穏やかな空気感。


このシリーズを読むと毎回、
こんな生活いいなあとほんわかする反面、
老後について考えて不安にもなります。


過去にバリバリ働いていて、自分の蓄えで
好きでこういう暮らしをしているキョウコさんでさえ身内に心配されている…


けして高給取りではない私なんてどうなるんだろう、
姉夫婦や甥っ子に迷惑心配かけたくないな…
…とも思うし


年金は当てにできないけど、
現代おひとり人口どんどん増えてるしなんとかなるだろ☆
…とも思います。


まあ、地道に生きていくしかない( ;∀;)



実は「お互い様」って言葉があんまり好きではない私。
でも「れんげ荘」の人々の関係は嫌味なくお互い様って感じで素直に良いなあと思います。